- 2015年度 第16回 通常総会 の報告
- 上野千鶴子氏 「人生をしまうための作法とわざ」をお聞きして
- 12月お楽しみ会員交流会in長野
- 松本は「レストラン・シャングリラ」で おいしい食事で年忘れ
事務局雑感
〇穏やかな気候の年末年始でしたが、年明けから寒波の襲来。お変わりありませんか。
LDCの会員さんは、自立の心が強い方が多いと思う。皆さん自分の考えを持っていて、他人に迷惑をかけないで頑張ろうと考えているし、今まで生きてきた。だからお話ししていて清々しい、心持が凛としている。しかし、自分で自分のことができるうちは良いのだが、他人様の力を必要とするようになったときは、難しい。まだ自分でできると思っても、客観的には、物忘れもあり判断力も衰えていてできないことが多い。素直に「お願いね」とは言えない気持ちが優先する。後見人をしていてとても難しい課題だ。私も委任契約から任意後見に移行した人たちにかかわりながら、どうしたらよいのか悩んだ。全面的に任せてくれて、お願いねと言ってくれたら、やりやすいのにと何度思ったことか。しかし一方では、やはり本人ができることは、できるだけ本人がすることが老化を遅らせ、その人らしく生活し続けられることだともわかっている。上野さんの講演で話された「在宅ひとり死」の条件「受援力」は、とても大切なことだが、自分が当事者になったときには、なかなか困難なことだと思う。せめて人に何かしてもらったら「ありがとう」の感謝の言葉はいえる人間でありたい。