1. 心も身体も健康に生きるために~健やかに長生きする秘訣は、毎日の食べ物にあり~
  2. ぷらっとサロン・長野 3月の予定
  3. 3月 松本なんでもありの勉強会 予定
  4. なんでもありの勉強会・松本  2017年の計画

事務局雑感
○安楽死したい?
月刊誌「文芸春秋」3月号に著名人60人へのアンケート「安楽死は是か非か」が掲載された。91歳の橋田寿賀子さんの「私は安楽死で逝きたい」という論考がきっかけ。安楽死に賛成がなんと33人、半数以上なのだ。尊厳死に限り賛成が20人、反対は4人、選ばなかった人が3人。アンケートの前提として「安楽死とは、回復の見込みのない病気の患者が薬物などを服用し、死を選択すること」「尊厳死とは、患者の意思によって延命治療を行わない、または中止すること」

回答者の意見の詳細は、雑誌を見ていただくことにして、私が疑問におもったのは、安楽死を望む理由に、周りに迷惑かけたくないとか、認知症になる前に安楽死したいということがあったこと。人は、特に高齢になれば他人の力を借りて生きている。決して一人だけで生きているのではない、もし自分に関係深い人が安楽死を選択したら、残されたものはどう感じるのだろうかと思った。しかし、安楽死を認めている国で、進行性の難病を患っている女性は、「安楽死が認められているから、私は自殺しないでいられる」という記事を読むと、死ぬほどつらい思いをしているひとにとって、安楽死が法的に認められていることが生き続けられることにつながっているのだとわかり、胸中複雑。それぞれの立場で選択できるようになることは賛成だが、安楽死は自分だけの問題ではなく、手を貸す医療者や、残される家族のこともあり、単純なことではない。