- 死 苦 抜 苦 ―生きるという事・死ぬという事― Part2
- グリーフケア~大切な人を亡くしたときに~
- 10月 長野・松本なんでもありの勉強会 予定
事務局雑感
◯私は、女優の市原悦子さんや樹木希林さんが好き。トーク番組やドラマ、映画を楽しんでみています。個性豊かで、味があって、若い人たちにはない人間としての深さを感じます。長年の研鑽や努力・人生経験が今のお二人を形成したのでしょうか。若いばかりがいいんじゃないよと言いたいのです。私たちは「あら、そんなお歳には見えませんわ」と言われると内心嬉しくなります。どうして嬉しくなるのか、それは「若さ」に大きな価値を感じるからでしょうね。その価値は社会的に作られたものではありませんか。
アンチ・エイジングとか言って健康器具やサプリメントが次々と販売されます。でも、人間は誰だって齢をとっていき、そしていつか最期が来るのです。齢をとっていく現実を受け入れるのは、葛藤が有ります。私も時々「ああ、10歳若かったらなあ」と思いますが、こんなこと考えたって嘆いたってどうしようもない。どうしようもないことにくよくよするよりも、今ある自分を少しでも豊かにすることに力を注ぎたい。「若くみられたい、齢を取りたくない」という強い願望の先には、死を受け入れる事ができずにあがき苦しむ老後が待っているように思うのですが・・・・後期高齢者の強がりでしょうか。