- 一人暮らしの安否確認はどうしてる?家の片付けは? ~いこいサロンで元気の素のわかちあい~
- なんでもありの勉強会・長野「もっと人生を楽しみたい」前編~個々の違いを実現するライフデザイン~
- ライフデザインセンター20周年記念講演会参加について
事務局雑感
❍訂正
先月の事務局雑感で映画「プラン75」について上野千鶴子さんの映画評を「こわーい映画」と書きましたら、ご本人から早速に「いやーな映画」と訂正がはいりました。「いやーな」の内容は「見たい」「見たくない」と高齢者の気持ちを波立たせずにはおかないからだそうです。(雑誌アエラの早川監督との対談より)。 ごめんなさい、上野さん。皆さんは見られましたか。
❍医療と食事制限
新聞の投書欄に「施設に入所している90歳を越した母親に、コロナのため面会できない。せめて好きな果物とお菓子を食べてもらおうと思い届けたら、糖質制限しているのでお届けの品物はお渡しできませんと言われた」由・・・
また別の話。95歳まで医者にかかることもなく一人暮らししていた人が、胸苦しさを覚えて受診したら心不全との診断。一人暮らしを心配した周囲が有料老人ホームに転居させたまでは良かったが、医師から塩分制限と入浴制限が指示され、味噌汁が飲めない、風呂は当初はシャワーのみ。本人は味噌汁が飲みたくて仕方ないのに医師の指示だからと看護師さんは譲らない・・・身体的には自立している人です。
医師の指示もわかる。だけど95歳まで自立して生きてきた人が好きな食べ物も食べられないで切ない思いをしなくてはいけないのだろうか。
60歳の頃、私がかかっていた医師は、いい加減な私にこういった「僕は久島さんのことを思って一生懸命に治療している。その気持をわかってほしい」ぐっと胸にきた私はしばらく医師の言いつけを守ったが、80歳を過ぎた今はまた好きなものを食べようと思うようになった。戦後の甘いもののなかった時代に育った私は、甘いものが大好き。血糖値が高めだと言われるのだが、仕事して夕食後のデザートは、一日頑張った自分へのご褒美とかいいながら食べている。
医療が、命を永らえるための努力と助言は本当にありがたい。痛みがある時に楽にしてくれる処方には感謝!! でも老年期の医療は何が必要なのだろうかと考える。
施設に入るとやはり施設の責任問題が発生するから、自由に生きるには自宅かな。自宅なら自分が主人公で王様だ。