1. 認知症だからと特別扱いせずに、普通に付き合って。出来にくいことには、さりげない手助けを ~ハーモニカの演奏を聴きながら、認知症当事者とその家族の話を聞いて~
  2. 長野 春の会員交流会~上田城千本桜まつりへ~
  3. 7月長野・松本なんでもありの勉強会 予定

事務局雑感
〇 夏に一足飛び。しかも真夏。「熱中症に気を付けましょう。エアコンを使用しましょう」とマスコミは注意喚起してくれるけど、コメを中心とした諸物価の値上がり。年金は雀の涙ほどの増額。どこで生活費を切り詰めるのか。高齢者には、厳しい時代だ。
〇上野千鶴子著「アンチ・アンチエイジングの思想、ボーボワール『老い』を読む」
アンチ・エイジングという言葉が世に流布し、歳よりも若く見えることで「美魔女」がテレビでにこやかに笑うのを見て、「あの人もいつか必ず死ぬんだよな、老いに逆らうことはできないのに」なんてほざいていたので、アンチ・エイジングにアンチするという書名にひかれて読んだ次第。心の中でもやもやしていたものが、上野さんの鋭い研究者としての分析にそうだよねと思いながら読み終えた。「老い」が惨め、無力のものとして語られるのは、この競争社会、生産性が重視される中で社会的に作り上げられたものであるということが、豊富な事例で書き込まれている。認知症になっても、老いて自立できなくなっても、安心して生き続けられる社会になってほしいという、願いが込められていると思った。