- 高齢期の眼の病気~緑内障、白内障、黄斑部変性症の予防と治療~
- “認知症”にはなりたくない…け・れ・ど‥
- 10月 長野・松本なんでもありの勉強会 予定
事務局雑感
○コスモスがピンクの花びらを揺らしている。陽が短くなり、仕事帰りにキノコを肴に温燗一杯、隣りに座った人とおしゃべりに花がさき、しみじみと秋を感ず る。季節は初秋、私の人生は、晩秋か。それにしても、今年は、季節がゆっくりでなく、ストン、ストンと変わる。人生はもう少しゆっくりがいいな。
○おすすめの本を。集英社新書「科学者は戦争で何をしたか」益川敏英著。著者の益川さんはノーベル賞受賞者で、受賞が決まった時、ちょっと不快な表情で 「あまり嬉しくない」ような発言をした物理学者。この本でなぜそのようなことを発言したのか書いているが、それが実に納得がいき、益川氏の人柄や考え方を 表していて、とても面白い。科学は、人類に恩恵や幸せをもたらすが、使い方、考え方一つで大量殺戮の武器になる。ノーベルのダイナマイト、キューリー夫妻 の放射線。この本では「科学者は科学者であると同時に人間であれ、生活者であれ」と繰り返し語られる。私達の生き方にも示唆の多い本。堅くなくて、時々大 笑いし、真剣に考えこみ・・・文春新書の「大発見の思考法」iPS細胞の山中伸弥教授と益川氏の対談。この本も面白い。実は私は益川教授の追っかけなのです。