- 新年のご挨拶「覚悟を決め、ワンチーム」代表理事 鈴木 秀一
- 2018年度第19回通常総会の報告
- サンタ・プロジェクト2019の報告
事務局雑感
○暖かな冬で、高齢者にとっては大助かり。動きやすいし、暖房費も節約できるしと今の自分中心に考えればいい事が多いのだが、冬物が売れなくて困っている人や雪不足・異常気象で夏の水不足や環境問題などを心配する人もいて。一面だけでなく多方面から考える必要性を痛感する。
○今年はオリンピック・パラリンピックが開催される年。マスコミもスポーツ番組が多くなり、新聞は数ページをスポーツ報道に割く。スポーツは勝敗の結果がはっきりしていて(判定基準が曖昧なものもあるが)忖度の入り込む余地が少ないから、報道しやすいんだろうなと思っている。そこへ持ってきて、ラグビーブーム。オリンピックに目を奪われているうちに、国会では戦争のできる国への準備が一気に進みそうだ。2020年を目途にと、今の首相は前々から発言している。オリンピックに浮かれていないで、子どもたちのためにも十分に注意を払っていこう。
○ 介護保険制度も4月から改定され、負担が増える利用者がいる。後見人を受けている人たちにも影響がありそうで、特養ホームなどの施設入所者の中には毎月2万円以上の負担増加の人が出そうだ。
老後の安心のために一生懸命倹約してためた預貯金については、今までは1000万円が線引だったのが、今回からは500万円、800万円、1000万円と細かにラインが引かれ、利用料アップの人が多くなる。高齢者の貧しい懐を狙い撃ちするような改正が腹立たしい。年金だけでは心配だから、老後の資金をためておけば介護保険の利用段階になって、がっぽりと取られるというわけか。使ってしまえば不安だし、子供や孫に毎年贈与をしておいて自分名義の預貯金は減らし、困ったときに助けてもらえればいいけれど、一旦贈与したものは当てにならない。ましてお一人様はどうしたら良いのか。
○「自分の舌の記憶と歴史」という言葉がラジオから聞こえた。この言葉に刺激されて、私が一番心に残っている味はなんだろうと考えたら、終戦直後軍属だった叔父が持ち帰った「砂糖」の甘さだ。(今でも甘いものが大好きなのは、このときのことが忘れられないせいかも)
それから、果樹園の手伝いをしたとき、もぎ取たてのりんごのほとばしる香りと甘さ。一冬を雪下で過ごして春先に食べた「ネギ」の甘さ。福井県若狭湾で食べた刺し身の旨さ・・心に残る「味」を思い返していたら、その時一緒だった人や風景が浮かんできて、人生を振り返ることになりました。「味の自分史」ありかも。
○正月明けに、少し体調を崩して仕事を休む。昨年の疲れが抜けきらなかったよう。年を取ると、回復力が弱まり、疲れが体の芯に蓄積されたのかな。自分の体力にあったペースで、細く長く頑張ろう。今年は70歳代最後の年です。