■目的
死は誰にも平等に訪れるものです。しかし死には、愛する人々との別れの苦しみや、未知の世界への恐怖が付きまといます。それだけでなく、死の周辺では、病気、財産管理、遺産相続、死後の手続き、葬儀、墓なとといった現実的で煩雑な処理が必要になります。
人生の幕引きはそれほど簡単なものでなく、対応に苦慮する人々の姿が目立ちます。
一方、死を自分の人生の一部であるととらえ、死を見つめながらも「よりよく生きる」方法を模索する人々も増えてきました。老後の在り方や死の周辺におい て、選択肢を獲得しながら、自分の意思をきちんと表明し、その意思の実現を望む人々が増えてきているのです。
しかし個人のレベルで人生の最期における様々な課題解決は可能でしょうか。また生きがいが感じられる自分なりの生き方の実現が簡単に出来るでしょうか?これらに対する専門家の支援が必要になっているように思います。
こういった社会情勢から、このたび「特定非営利活動法人 ライフデザインセンター」は発足しました。
ライフデザインセンターはまず、それぞれの「いのち」のエンドステージに起きる様々な課題解決に対応できる機構を目指しています。そして訪れる死を見つ めながら、自分らしく生きようとする人々に対し支援を行うことを目的とします。それらの目的遂行のため、非営利組織として専門家が結集しました。
たとえば、生前に自分の意思を表明され、その実行を望まれる方に対して「生前契約(あるいは生前予約)」を結び、エンドステージでの支援そして没後処理 を含めた意思の履行のお手伝いと評価を行う機能を持ちます。死の周辺において、それぞれが描くライフデザイン(いのちの設計)実現のお手伝いすることに よって、積極的に生きがいが獲得出きる人生が可能になるものと思います。
新しい時代が求める新しい生き方の選択にご注目いただき、互いに育ち合う機構作りへの共同作業にご参加ください。
■歩み
2000年 設立にむけて「生前契約プロジェクト推進委員会」始まる
2001年 NPO法人ライフデザインセンター設立 事務所長野市鶴賀緑町3036-2
「なんでもありの勉強会」を月1回のペースで開始
2002年 任意後見契約が始まる
2003年 エンディングノート「旅立ちのアレンジ」「旅立ちのデザインノート」発行
2004年 後見人サポーター養成講座開催 (長野県社会福祉協議会助成事業)
2005年 長野に居宅支援事業所を開設
松本事務所を開設 松本市浅間温泉3-31-27
法定後見の受任はじまる
2007年 ロングステイのためのタイ・チェンマイ視察ツァー
2008年 タイツァー会員参加
2011年 10周年記念「いのちの輝きに寄り添って」を松本市にて開催
2012年 サンタプロジェクト始まる
2013年 長野の事務所を移転 長野市高田1020-1