1. あなたにとって必要な終活とは
  2. 高齢期の住まいと種類と選び方~これから見つける新たな住み家~
  3. 11月 長野なんでもありの勉強会 予定

事務局雑感
◯ 松本の護国神社で行われた大鹿歌舞伎。300年もの伝統があり、村人たちが伝承してきた。
チケットが手に入ったので、見に行った。見えを切ったり、立ち回りもありユーモラスな場面も有りで、村内の神社で行われる公演は、知っている人が役者になって演じるのだから、どんなに村の人達の楽しみだったかと、容易に想像された。
熱のこもった芝居に私も楽しかった。300年といえば、明治維新もあったし、第2時世界大戦もあった。昭和の三六水害では、大鹿に地すべりも起こった。こうした厳しい時代にも、この地歌舞伎は、次々と引き継がれてきたのだと思うと「継続は力なり」と感慨深い。今、この大鹿村がリニア問題で揺れている。大鹿村の伝統と文化が変化してしまうのだろうか。何回も訪れた大鹿までの急カーブの道や映画「大鹿村騒動記」を思い出した日だった。

◯ 生来の飽きっぽさとおっちょこちょいが、齢をとっても治らない。同じことばかりやっていると厭きて来て、ついつい思いつきで次の企画を口走ってしまう。本を作ろうとか上野千鶴子さんの講演会をしようとか。口に出した以上は、自分の力に余ると思ってもやらざるを得ない。仲間の力をかりて準備し実行する。(巻き込まれる人たち ごめんなさい) 旅行も好きだから次々と計画を入れてしまう。自分で企画したり、ツアーに申し込んだり、友達と約束したり。以前は近づいてくると嬉しくてワクワクしたが、この頃は体力的に大丈夫だろうか、面倒くさいなというような不安感と億劫さがましてくる。しかしやり遂げた後ではやれたという満足感、まだまだ大丈夫という気持ちになる。こんな気持を友人に話したら、「私は毎年南アルプスの仙丈岳に登るんだけど、行く前はあなたと同じような気持ちになるよ。でも登ってからは、まだ大丈夫と思って、元気になれる」と。少し億劫だと思いつつも、計画して実行すること、そしてやり遂げた喜びを感じることが、私の元気でいられる秘訣かな。